OSA-2003-66
1 サマリ
2 詳細
ARMA 2.x に X Window System のセキュリティ関連のバグが指摘されました。これは X Window System 中の libXfont の問題の修正となります。
1点目はフォントライブラリの問題で、悪意のあるサーバに接続した場合にクライアントプログラムが任意のコードを実行されてしまう可能性が指摘されています。X サーバがフォントクライアントとなる設定をおこなっている場合はこれらのプログラムも潜在的に同様の危険性を持つと考えられています。
また ARMA2.2 用の X に ati.2 ドライバ、NVidia 社製ドライバを追加しました。ノートブックコンピュータでよく使用されている Rage Mobility シリーズの Xv 拡張や、All-in-Wonder シリーズの Xv/Tv-in 機能、NVidia シリーズの DVI 出力等が改善されます。
これらの問題についてより詳細な情報は以下をご参照ください。
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「Multiple integer overflows in XFree86 (local/remote)」"blexem" 氏の bugraq への投稿記事
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「CAN-2003-0730」 Common Vulnerabilities and Exposures
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また今回のアップデートで xawtv もアップデートされています。こちらは segmentation fault が起きる問題の修正となっています。
アップデート後は xfree86-ogl 関連パッケージのバージョンは 4.3.0.1-0o301 に上がります。xawtv は 3.90-0o1 に上がります。
3 対処方法
root になり以下のようにアップデートをおこなってください。
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# apt-get update
| # apt-get install xserver-xfree86
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xawtv をご利用の場合はこちらもアップデートしてください。
NVidia 社製ドライバを使用する場合は /etc/X11/XF86Config を直接エディタ等で編集し、Device セクションの Driver "nv" となっている行を Driver "nvidia" に書き換えてください。(vesa となっている場合もあります)
NVidia 社製ドライバ(nvidia)は新しめのデバイスではオープンソースドライバ(nv)よりもよく動作すると思われますが、弊社のテストでは nv の方がよい結果となる場合も確認しておりますので、比較の上導入していただけますようお願いいたします。
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