Wanderlust での SPAM フィルタの使いかたを教えて下さい
ARMA 2.2 では SPAM フィルタとして bsfilter を公開させていただいております。以下では bsfilter と Wanderlust を組み合わせてローカルで SPAM フィルタを利用する場合の大まかな設定について説明させていただきます。
必要なバイナリパッケージのインストールをおこないます。以下のコマンドで bsfilter 関連のパッケージインストールをおこなって下さい。
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# apt-get update
| # apt-get install bsfilter libsdbm-ruby1.8 libiconv-ruby1.8
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ARMA 2.2 が標準で配布している Wanderlust は SPAM フィルタ対応しておりません。以下の URL に SPAM フィルタに対応したバージョンの Wanderlust パッケージを暫定版として公開しましたのでダウンロードをお願いいたします。
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ftp://ftp.omoikane.co.jp/tmp/semi_1.14.6+0.20040803-1_all.deb
| ftp://ftp.omoikane.co.jp/tmp/wl_2.14.0-2_all.deb
| ftp://ftp.omoikane.co.jp/tmp/wl-ogl_2.14.0-2_i386.deb
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インストールは以下のコマンドでおこないます。
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# dpkg -i semi_1.14.6+0.20040803-1_all.deb wl_2.14.0-2_all.deb wl-ogl_2.14.0-2_i386.deb
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./spam 以下に SPAM メールのサンプルを配置してあると仮定します。以下のコマンドを実行し、SPAM データベースの作成をおこないます。 ~/.bsfilter 以下に SPAM データベースが構築されます。
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$ bsfilter -s ./spam/*
| $ bsfilter -u
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ここでは IMAP のデフォルトの配送先フォルダが %inbox として設定してあると仮定します。
SAPM メールの移動先を設定します。 ~/.folders に以下の一行を追記します。
~/.wl に以下を追記します。以下は %inbox に配送されたメールの Summary 表示時に自動で SPAM 判定を行う例です。
(setq elmo-spam-scheme 'bsfilter)
| (require 'wl-spam)
| (setq wl-spam-auto-check-folder-regexp-list '("\\%inbox"))
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Wanderlust を起動し、 Summary モード で %inbox フォルダを 表示 させますと、SPAM と判定されたメールには s マークが付加されます。
ここで x キーをおしますと s マークのついたメールは spam フォルダ移動します。また s マークを解除する場合はメールにカーソルを移動し、 u を押して下さい。
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