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FAQ-77
 
 
質問
 
 PostScript プリンタの両面印刷の設定方法をおしえてください
 
 
回答
 
 現在のところ管理ツールの両面印刷は一部の GhostScript ドライバにのみ対応しており、PostScript には対応していません。
 この対応は ARMA 3.0 でおこう予定ですが、現在の ARMA 2.x でも PostScript フィルタを用意していただければ両面印刷を設定することができます。手順としては最初に通常の PostScript プリンタのキューを管理ツール(ogl-admin)で作成し、そこで作成されたフィルタを編集します。
 ARMA の管理ツールのプリンタ設定は lp(lprng) と呼ばれるシステムの設定をおこなっていますが、これは基本的には /etc/printcap/etc/printfilter の組合せで印刷の全体を設定します。
 /etc/printfilter は単一のファイルですが、すべてのキューのためのフィルタを定義しており、プリンタのキュー名で分岐するフィルタとして動作しています。
 例えば ogl-admin で「プリンタ設定」を選択し、lp という名前の単一の PostScript プリンタのキューを設定した場合、/etc/printfilter ファイルの最後のあたりに以下のような行が作成されます。
case $pname in
  lp)
    cat $tmpf - | eval $filter 
  ;;
  *)
    logger -t 'printer' 'Could not find a valid print queue.
      using cat.'
    cat $tmpf -
  ;;
esac
 フィルタの先頭の方で $pname がキュー名として設定されており、上記部分で必要なフィルタコマンド部分に分岐します。両面印刷を設定する場合は、ここでポストスクリプトの「ヘッダ」を、cat $tmpf ... 行の末尾にフィルタとして追加することになります。具体的は、以下のように変更してください。
 
両面縦綴じを指定する場合
cat $tmpf - | eval $filter |
 (echo '<< /Duplex true /Tumble false >> setpagedevice' ; cat )
 
両面横綴じを指定する場合
cat $tmpf - | eval $filter |
 (echo '<< /Duplex true /Tumble true >> setpagedevice' ; cat )
 
プリンタのデフォルトが両面となっているときに強制片面を指定する場合(参考)
cat $tmpf - | eval $filter |
 (echo '<< /Duplex false >> setpagedevice' ; cat )
(以上すべて改行はしないで一行で書いてください)
 
 
 以上のようにして lp にプリントデータを流せば両面・片面印刷をコンピューター側で設定することができます。
 なお、このように /etc/printfiler フィルタを変更した場合、次回以降の管理ツール(ogl-admin)のプリンタ設定等をおこなおうとすると「ファイルに変更があります」と尋ねられますが、これは「差分を維持」を選択するようにしてください。


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