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FAQ-69
 
 
質問
 
 ARMA2.1 でキーボードの設定の直後に scheme エラーとなってしまい、インストールを先に進めることができません。
 
 
回答
 
 カーネルをデフォルト設定で起動した場合、PCI を認識することができない一部のマザーボードにおいてこの現象が見られます。
 具体例としては Shuttle FS40 マザーボードにおいてこの現象が見られますが、起動時にカーネルオプションを渡すことによってこの問題を回避することができます。
 該当するマザーボードをお持ちの方、また似たような現象に遭遇された場合は、下記の回避方法にてインストールを行ってみていただけますようお願い致します。
 
インストール開始時
 
 
(1)
インストールのために CD ブートすると boot: というプロンプトが出ます。そのプロンプトの後に続けて、「install pci=bios」を入力して Enter キーを押します。
 
boot: install pci=bios
 
 
(2)
上記の入力により修復不可能なエラーが発生しなくなりますので、そのままインストールをお進め下さい。
(途中、インストールを GUI モードか CUI モードで行うか選択する場面がありますが、 GUI でおこわ割れる場合、SiS740用のビデオドライバはインストーラに組み込まれておりませんので、ビデオドライバの選択時には汎用の 「vesa」 を選択して下さい。)
インストール前半が終了するまで通常通りインストール作業を進めて下さい。
 
 
 
 
インストール後半起動時
 
 
(1)
インストール前半が終わると、一度再起動が入ります。再起動が始まった後、「ARMA 2.1 (2.4.18)」 という GRUB メニューが数秒間見えます。
ここで何も入力しなければそのまま自動起動されてしまうので Esc キーを押して自動起動を止めます。
 
(2)
メニューから 「ARMA 2.1 (2.4.18)」を選択(濃くハイライトされた状態です)した状態で、 「e」をタイプします。
 
(3)
すると、次のような2行の画面になります。
kernel /boot/vmlinuz-2.4.19 root=/dev/hda2 vga=247
initrd /boot/initrd-2.4.19
 
(4)
ここで、「kernel /boot/vmlinuz-2.4.19 root=/dev/hda2 vga=247」がハイライトされている状態のまま、更に「e」をタイプすると、
 
> kernel /boot/vmlinuz-2.4.19 root=/dev/hda2 vga=247
 
のような画面に変わり、「vga=247」の右側でカーソルが点滅し、編集可能状態となります。「vga=247」の右側にスペースを空けて「pci=bios」を追加します。
最終的には次のように表示されるようにして下さい。
 
> kernel /boot/vmlinuz-2.4.19 root=/dev/hda2 vga=247 pci=bios
 
この後、Enter キーを押します。
 
(5)
すると、(3)と同様な2行が表示される画面へ戻ります。その中に「pci=bios」が追加されていることを確認した後、「b」をタイプすると、そのまま起動が始まります。
 
(6)
インストーラ後半へ入り、インストール終了まで進んで下さい。
 
 
 
 
毎回の起動のための設定
 
 
(1)
インストールが終了した後、今後 ARMA を起動する度に(6)のように手で「pci=bios」を付加しなくても済むように設定を行います。
 
(2)
GUI ではなく、仮想コンソールから root でログインして、管理ツール ogl-admin を起動します。
 
# ogl-admin
 
(注) GUI 画面から仮想コンソール切替は Ctrl + Alt + F3 で行います。仮想コンソールから GUI 画面へ戻るには Alt + F7 で ok です。
 
(3)
「Admin Mode」 というタイトルで管理ツールのトップ画面になりますので、「Boot loader Setting」項目の中の「Modify Boot Entry」を選択します。
すると既に起動メニュー中に存在するエントリーが表示される状態となりますので、ここから「Linux - ARMA 2.1 (2.4.18)」を選択し、 Enter キーを押して下さい。
 
(4)
選択したブートラベルの設定内容が表示されるので、そのまま「Modify」というボタンを押します。その次の画面の「kernel option」フィールドにおいて既に 「vga=274」と記述があるので、その右側にスペースを空け、「pci=bios」という記述を追加し、ok を押します。
 
(5)
起動可能なカーネルのエントリリストの画面になります(前々項と同じ)。もし他のエントリに対しても同様のオプション追加を適用したい場合は、同様の作業を各エントリに対して行って下さい。
 
(6)
ogl-admin を終了します。その後、lv 等で /boot/grub/menu.lst の内容を見ると、ogl-adminによる変更分(「pci=bios」というカーネルオプション記述の追加分)が反映されていることが確認ができます。
 
 
 以上で、正常起動のための設定が終了となります。ARMA 再起動し、問題なく立ち上がることをご確認下さい。


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ここで解説しております内容は、弊社でテストを行い動作を確認しておりますが、必ずしもすべての環境における動作を保証するものではありません。
また、実際の設定、インストール作業はすべてお客様の責任においてなされるものとし、当 FAQ を元に行われた作業によりお客様が被ったいかなる損害につきましても、弊社は一切の責任を負わないものとさせていただきますので、ご了承ください。