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FAQ-55
 
 
質問
 
 ソース CD はどのように使用すればよいですか?
 
 
回答
 
 まずソース CDの役割について説明をさせて頂きます。
 ソース CDはインストール CDに収録しているソフトウェアのソースコードを収録したCD-ROMです。ソースコードとはプログラミング言語で書かれたプログラムで、人間が読める状態になっているものを言います。ソースコードをコンピューターが理解できる機械語に翻訳したものが実際に利用してるフトウェアです。
 ですからソースコードはソフトウェアの開発時には必要ですが、アプリケーションを使用している範囲では利用することがありません。しかし、パッケージの再構築を行ないたいなどの理由でソースコードを利用したい場合にはソース CDに収録のソースコードパッケージを利用できます。
 ARMA インストール CD に収録しているソフトウェアの多くはソフトウェアを配布する際にソースコードを添付することで再配布が容易になるライセンスを採用しています。ですから ARMA でも ソース CDを配布しています。
 ソースコードパッケージは通常の tar.gzファイルとして扱うこともできますが、dpkg-source コマンドを利用することで容易にソースコードパッケージを展開することができます。(apt-get コマンドでもソースコードパッケージを取得することができますが、設定や運用が複雑になる場合がありますので説明は割愛させて頂きます。)
 
 
$ dpkg-source -x 展開したいソースコードパッケージ
 
 
 のようにコマンドラインに入力して下さい。ソースコードパッケージは拡張子が .dsc のファイルです。ソースコードを展開したいディレクトリに移動してからソースコードパッケージのファイル名を絶対パスで入力します。
 ホームディレクトリの src 以下に nkf のソースコードを展開する例を以下に示します.CD-ROMは /mnt/cdrom にマウントされているとします。(CD-ROMのマウントに関する解説は マニュアルの 66ページ 3.3マウントとアンマウントについてを参照して下さい。)
 
 
$ cd ~/src
$ dpkg-source -x /mnt/cdrom/ogl/pool/n/nkf/nkf_1.92-6o1.dsc
 
 
 この結果、 ~/src 以下に nkf のソーコードが展開されます。ソースコードが展開されたディレクトリに移動したあと dpkg-buildpackage コマンドを実行することでパッケージの再構築を行います。
 先程のnkfの例では
 
 
$ cd ~/src/nkf-1.92
$ dpkg-buildpackage -rfakeroot 
 
 
 のようにコマンドラインに入力します。再構築されたパッケージ(debファイル)は ~/src に構築されます。
 ソースコードのパッケージは CD-ROMを マウントしたディレクトリの ogl/pool 以下にあるパッケージ名の先頭1文字のディレクトリに収録されています。
 なおソースCDが分割されているときは、例えばソース 1には a-n で始まるパッケージのソースが、ソース CD 2には o-z で始まるパッケージのソースといったようにパッケージの先頭のアルファベットで分類されて収録されています。


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