FAQ-53
質問
ARMA は起動できますが、元から入っていた Windows が起動できません
回答
既に Windows がインストールされているコンピュータの別パーティションに ARMA をインストールした場合、元から入っていた Windows はそのまま残っていますが、Windows を起動することは一時的にできなくなります。このような場合、ブートローダ(grub)の設定を行うことによって、起動時に Windows と ARMA のどちらかを選択できるようになります。
具体的な設定法は管理ツールを使う方法と、直接設定ファイルを編集する方法を説明します。
管理ツールで設定する場合
念のため、FAQ-6を参考に管理ツールをアップデートされた後、次のように設定を行って下さい。
まず、管理ツールを起動します
文字化けする場合は、
として kon から起動するか
として、英語で設定を行って下さい。
メニューから「ブートローダの設定」を選択して下さい。トップ画面で「新規作成」を選択していただくと、Windowsのパーティションが検出された場合、
「Linux」と「Windows」を選択する画面に進みます。 ここで「Windows」を選択して下さい。
後は画面に従って、Windows のパーティションと、お好みのタイトルを入力して下さい。次回の起動時にGRUBのメニューでこのときに設定したタイトルを
選択するとWindows が起動します。
直接 grub の設定ファイルを編集する場合
grub の設定ファイルは、/boot/grub/menu.lst ですので、このファイルをエディタ(vi, ae, Xemacs 等)を使って編集します。標準的なインストールでは、このファイルは次のようになっています。(以下は一つの例ですので細かい点では環境によって異なります。)
timeout 10
| default 0
| fallback 0
|
|
| title ARMA x.x (2.x.x)
| root (hd,2)
| kernel /boot/vmlinuz-2.x.x root=/dev/hda3 devfs=mount
|
|
|
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ここに Windows の設定を追加すると全体では次のようになります。(Windows がIDEのプライマリ/マスタ の第一パーティションにインストールされており、IDE 以外のハードディスクは接続されていないものとします)
timeout 10
| default 0
| fallback 0
|
|
| title ARMA x.x (2.x.x)
| root (hd,2)
| kernel /boot/vmlinuz-2.x.x root=/dev/hda3 devfs=mount
|
| title Windows
| rootnoverify (,0)
| makeactive
| chainloader +1
|
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|
最後の4行が追加されています。また、
という行を
と変更すると、タイムアウト後に ARMA ではなく Windows が自動的に起動します。
grub の より詳しい設定法につきましては、FAQ-3 及び、マニュアルの 3.5「ブートローダ」の項をご覧下さい。
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