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FAQ-3
質問
インストール後に grub を設定するにはどうすればいいですか?
回答
ハードディスクを追加したり、OGLのインストール時に MBR へ grub をインストールしなかった場合でも、grub シェルから grub を MBR やパーティションにインストール することができます。ARMA2.2 をお使いのユーザー様は、以降の説明とともにマニュアル 3.5「ブートローダ」もご参照ください。
grubでのディスクの呼び方について
GRUB はディスクの指定に Linux のデバイスファイル名ではなく、「BIOS がディスクを認識する順」に、hd0,hd1,… / fd0,fd1,…という名前を使います。次のような構成のシステムでは、以下のように grub でのドライブ名が与えられます。
例1 (BIOSの設定でIDEが優先の場合)
ここで、BIOS の設定を SCSI 優先に変更すると次の様に呼び方が変わります。
例2 (BIOSの設定でSCSIが優先の場合)
また、パーティションは0から数えます。例1の構成では、次の様になります。
デバイスファイル名 grubでの名前
grub シェルからのインストール
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ルート権限で次のコマンドにより grub シェルを起動します。
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(grub> はプロンプトなので、実際にはタイプしません。以下同様です。)
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ルートデバイスとは GRUB が作業対象とするパーティションのことで、grub のインストールを行う場合は、grubのファイルが置かれている/boot/grub をroot deviceに設定する必要があり、これは root コマンドによって行います。
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例えば、/boot や、 /boot/grub が、独立したパーティションではなく、/ に含まれ、例1の場合の /dev/hda2 が /にマウントされている場合、具体的なコマンドは次のようになります。
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/dev/hda2 のファイルシステムが、EXT2の場合
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Filesystem type is ext2fs, partition type 0x83
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grub をMBRにインストールするということは、実際には/boot/grub/にあるstage*というファイルをMBRおよび、それにつづくセクタに書き込むことになります。直接書き込むコマンドもありますが、一連のインストール作業を自動的に行う setup というコマンドがありますので、通常はこちらを使います。
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例1 におけるIDEのプライマリ・マスタのMBRにインストールする場合は、次の様になります。
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setup を実行すると実際にインストールを行うサブコマンドが実行され、
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と表示されれば完了です。以下のように grub シェルを終了してください。
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ここで解説しております内容は、弊社でテストを行い動作を確認しておりますが、必ずしもすべての環境における動作を保証するものではありません。
また、実際の設定、インストール作業はすべてお客様の責任においてなされるものとし、当 FAQ を元に行われた作業によりお客様が被ったいかなる損害につきましても、弊社は一切の責任を負わないものとさせていただきますので、ご了承ください。 |
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