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FAQ-29
 
 
質問
 
 どうして ARMA は XFS が標準ファイルシステムなのでしょう?
 
 
回答
 
 ARMA では ARMA2.0 の開発初期の段階で、ext2 に代わる標準 fs の候補としてReiserFS, XFS, そして ext2 の性能・破壊耐性の総合的な比較を行いました。ext3, JFS は当時はまだ実用に足る安定性を Linux 2.4 上では得られませんでした。
 その結果、次のような結果を得ました。
 
ext2
 
 
(1)
速度は可もなく不可もない
 
(2)
安定性、耐障害性は高いが、システムダウン時にファイルを失う可能性が高い
 
(3)
fsck にかかる時間が長く、数十〜数百 GB ともなると相当の時間がかかる
 
 
 
 
ReiserFS
 
 
(1)
多数の小さいファイルのディスク利用効率がよい
 
(2)
ファイルの作成・削除が速い
 
(3)
ファイルの読み書きでの CPU 負荷が高い
 
(4)
ディスクを 80% 〜 90% 使い、連続した空き容量が少なくなってきたときに速度が極端に遅くなる
 
(5)
安定性、耐障害性、障害からの復旧に難がある。(fsck.reiserfs のダウンなど)
 
(6)
NFS との相性の悪い場合があった
 
 
 
 
XFS
 
 
(1)
ファイルの読み書き速度は高速で、システム負荷も低い
 
(2)
ファイルの作成・削除が遅い
 
(3)
耐障害性、障害からの復旧成績が良い
 
 
 
 このような結果を見ても、文句なしの ext2 の次世代 fs と言える fs はありません。しかし、比べて見ると確かに ReiserFS には魅力的な得意分野もありますが、長期間使っていると性能の低下、あるいは一旦ファイルシステムに問題が起きたときの復旧に重大な懸念を持たざるを得ないというマイナス要素もあります。
 このことから ARMA ではファイルシステムとしての安定性を重視し、XFS を / を含む標準のファイルシステムとして採用しました。
 現時点では特別な理由 (多数のファイルを頻繁に作成・削除する) などがない限り XFS を推奨しています。


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